こんなことをお考えの大学生・大学院生向けに本記事を書きました。
本記事のポイント
・休学で得られた貴重な体験はあなたの個性になり周りとの差別化につながる
・休学でなければ実現できない強い想いがあるならば実現させるべき
・場合によっては卒業後も半年間空白の期間を作れる
本記事の信頼性
目次
9月卒業(秋卒業)になるパターン
そもそも、9月卒業になるパターンには以下が考えられます。
- そもそも9月に入学した
- 単位が足りなくて半期留年になった
- 半年間休学した
このうち、ポジティブなものとしては自分の意志で休学して何かを実行したケースですね。
半期休学で9月卒業による就活・学生生活へのメリット
面接で休学時の貴重な経験をアピールできる
休学するとなると、もちろん休学しないとできないことをするわけです。
例えば
- 世界一周旅行
- 長期インターン
- 留学
- ワーキングホリデー
のように、他の学生だとなかなか体験できないことをおそらくすることでしょう。
このような経験は、あなたの個性となり、人間としてのあなたの魅力を高めてくれます。
就活生
こんな目標がありそれを叶えるために休学して〇〇しました。
と言ったことで就職活動で不利になる点はありません、自信を持ってください。
あなたが人生で今どうしてもしたいことがあったら、即行動に移すべき。それは絶対にあなたのマイナス要素にはならない。というか、即行動できないと人生損しているのでもったいないです。
働き始める前にさらに半年間空白の期間がある
卒業するのが9月で、日系大手企業の場合は働始めるのが4月となります。
そのため、9月から4月に空白の期間が生まれるわけです。
つまり、休学時に行っていたような貴重な体験を再度行うチャンスがあり、二度おいしい。
教授のサポートが手厚くなった
これは、私が理系の大学院生だったということもあるかもしれませんが、一般的にも言えることです。
後期の最後の時期は、ゼミや研究室の学生が卒業できるように教授はサポートをたくさんするので、彼らのスケジュールは相当に忙しい。
しかし、9月卒業となると該当する学生の絶対数が少ないので教授も余裕をもってサポートして下さりますし、私もその恩恵を受けて無事に卒業できました。
9月卒業へのデメリット
休学費用と言う名目で大学にお金を支払う
休学する際に、ほとんどの大学は費用が掛かります。
それは大学によってかなりばらつきがあり、半期5万円なところもあれば、半期の授業料全額学生に負担させる大学まであるのが実態。
正直学生に優しくないですね。
授業受けないに学費は全額払うなんで都合が良すぎると思います。今すぐ撤廃するべきでしょう。
休学するタイミングによっては早期から就職活動ができない
これは、大学生の年次が上の段階にて休学をした場合に起こるケースです。
例えば、大学4年の後期に半年間休学して留学したとします。
この時は、復学するのが大学5年目の前期であり、その前期が終われば卒業と言う形。
就職活動は、基本的に早くから始めた方が有利と言われていますがそれを実行することが難しくなってしまいます。
インターン選考からのみ採用している企業、外資系コンサル、外資系投資銀行等と言った企業は若干不利だと私は実感しました。
友人と同時期に就活・卒業できない
就活を一緒に行えないことで、孤独感を持つことになります。
しかし、気持ちの持ちようなので気にならなければ問題ありません。
また、友人と同時期に卒業できないことについては寂しかったですね笑
私以外の友人は全員3月卒業であったので私だけ取り残された感・・・。
結局私は、自分自身の卒業式は一人で寂しく参加したので、思い出と言えないようなものになってしまいました。
写真を一枚も撮っておらず、ただの一日が終わったという感覚を抱き終了という形です。
休学してから卒業するまでのスケジュール感
筆者のスケジュール
- 2017年前期に休学し(当時大学院2年目)、同年3月から9月にかけて半年間中南米を旅行
- 2017年9月末より後期に復学し、就職活動を始めると同時に研究活動を行う
- 2018年3月より就職活動本格化し、同年4月から私にとって最後の前期がスタート
- 2018年5月に内定を貰い、その後猛烈な勢いで研究活動を進める
- 同年8月前半、修士論文発表会を無事に終え、9月に卒業
- 同年9月から3月までは、アルバイトや遊び、資格勉強を中心に行う
その他に考えられるスケジュール(学部生の場合)
- 2020年9月(大学3年後期)に休学し、半年間アメリカの大学へ留学
- 2021年2月末に帰国
- 同年4月より大学4年目前期がスタート
- 同年7月よりインターンに参加し始める
- 同年9月より、大学4年目後期がスタート
- 2022年3月より就職活動スタート
- 同年4月より、大学5年目前期がスタート
- 同年6月、内定獲得し9月に大学を卒業
と言うケースも十分に考えられます。
早い段階で休学して9月卒業を実現させると、早期から就活もできるので賢明な判断だと思いますよ。
周りに仲間がいない中で就活中に意識したこと
私の就職活動は周りに仲間がいない環境下であったのですが、以下のことを意識していました。
- 友人からの実体験を聞く
- セミナーやイベントで知り合いを作っておく
- アプリを活用してのOB・OG訪問
- 後輩と友人のような関係を築いて情報共有する
特に、アプリ上からOB・OG訪問ができるアプリの活用は企業の実態を理解するために効率の良いツールでした。
私が活用していたのはMatcherという「会いたい社会人のお願いを叶えることで、就活相談にのってもらえるサービス」です。
また、「ビズリーチキャンパス」も同じ大学のOB・OG訪問できるので使い勝手が良く何回か使用しました。
休学して9月卒業(秋卒業)する計画を立てよう
- そもそも休学しなければ実現できないものなのか
- いつ休学することがベストなのか
- 休学後の学生生活がどうなるのか
を考えてみましょう。
一度頭の中を整理し、時には親とも相談することで実現できるように頑張ってみて下さい。
9月卒業後にそのまま働き始めたい場合
企業によっては、9月卒業してそのまま10月から働き始められる場合もあります。
私は内定を3社頂いたのですが、その内1社は卒業後の10月からそのまま働ける環境下を用意して下さりました。
実際に、10月入社の人は国際色が強いというか個性的な人が多い、とその会社の人事部の担当者さんも認めています。
また、近年は通年採用をしている企業も徐々に出始めています。
私が就職活動をしていた時期にリクルートが打ち出した「365日通年エントリー」を実施する企業は多様化する学生の採用のために今後増えていくでしょう。
以下は、2018年3月28日に公開されたNIKKEI STYLEのリクルート社通年採用実施に関する記事です。
このニュースを見たときに、私は衝撃を受け、もっといろいろな企業が通年で学生を採用すれば良いのにな、、、なんて思っていました。
まとめ
9月卒業(秋卒業)にて、4月入社する場合は就活・学生生活面で以下のことがメリットとして挙げられます。
・休学で得られた貴重な体験はあなたの個性になり周りとの差別化につながる
・休学でなければ実現できない強い想いがあるならば実現させるべき
・場合によっては卒業後も半年間空白の期間を作れる
実際に体験してみて思ったことは、休学すること自体はきちんとした理由とそれによって得られたものをきちんと言えればプラスになることが多いということですね。
大学院生が休学すると、年齢的な問題から日系の年功序列や多様性を受け入れないような企業には不利に働くかもしれませんが、影響は限定的で気にする必要はありません。
一番大切にして欲しいことは、自分が何をしたいか、という意志の問題。
本記事を最後まで読んでくださり、ありがとうございました。