こんなことをお考えの学生の方へ、本記事を書きました。
本記事の内容
・大学院へ行くべき理由5つ
・大学院へ行くべきでない理由5つ
・その他、大学院生へ思うこと
・もう一度学生生活やり直すなら
本記事の信頼性
目次
大学院へ行くべき理由5つ
モラトリアムが2年間延長できる
単純に考えると、学生でいられる期間が2年間プラスされます。
また、毎日研究活動するような研究室でない場合、スキマ時間で飲み会やアルバイトも普通に行えるので、この際にもっと世の中を知るために行動するのがおススメ。
例えば、以下のようなことです。
- 就職活動
- 長期インターン
- 英語の勉強
- アルバイト
- 知らない人と飲み会などで絡む(ナンパとか)
行動例の一つとして、例えば長期インターンです。
私の大学院時代の友人は、大学院生時代に某プログラミングスクールのメンターをやっており、非常に充実してました。
一方、私は留学生との交流会に参加する等語学を鍛えたいという想いもありましたので、英語の勉強を旅行やイングリッシュカフェに行っていました。
また、私の周りには飲み会や女の子が好きな親友がいたので、コリドー街で知らない人と飲むということもしていましたが楽しかったです。
社会人となった今ではめっきり行かなくなってしまいましたが笑
つまり、学生の特権として引き続き色々な経験をしてみることが重要です。
初任給が高くなる
これは、月給換算で2~3万円です。
例えば、大手電機メーカーであるSonyの新卒の給与を見ると
修士了 初任給280,000円~ (月給)
大学卒 初任給250,000円~ (月給)
※通勤交通費別途支給
(2019年7月実績)
これが大きいかどうかはひとそれぞれ考えるところがあるでしょう。
一般に、学部卒と院卒で給料が違う企業は、院卒は社会人2年目から学部卒4年目と同等の扱いを受けることになります。
そのため、昇格のタイミングも学部生の同期より早いです。
専門職に就ける
特に理系の研究職に当てはまりますが、大学院を卒業していないとそもそも応募できない職種があります。
化学や機械の分野では大学院まで研究した人物を求めていますし、専門的な職種を希望しているのであれば大学院へ進学するべきです。
専門分野での研究を追求できる
大学院だと、学部で学んだことの延長として研究をしていきます。
今の大学と同じ大学院・研究室へ進学する場合、今の研究分野を継続できるので、より深い研究ができますね。
私も大学・大学院と同じ研究室だったので、担当領域の研究を深められました。
一方大学院進学する際、他の大学にする際は専門分野の変更も可能ですので、自分に向いた専門分野を選べるチャンスです。
学会で発表できる機会が得られる
国内での学会発表する機会はもちろんありますし、研究成果によっては、海外の学会で発表できます。
もちろん学会発表するためには、それ相応の研究成果を残す必要がありますけどね。
私の研究室の学生はオーストラリア、スペイン、アメリカにて学会発表をしており非常に素晴らしい成果を残していました。
大学院へ行くべきでない理由5つ
なんとなく進学すると地獄を見る
とりあえず何も目標や考えもなく大学院に進学すると、痛い目に合いがちです。
やはり、閉鎖的な環境であるのと研究活動がメインなので、大学と同じ環境を期待していた人は現実とのギャップを感じてしまいます。
楽しく過ごせる時間も限られるので、なんで大学院に進学したんだろう・・・と思う人も中にはいます。
研究がハード
一つ上の項目にも重なるのですが、研究活動は学部生の時よりハードです。
授業も学部生の時より難解ですし、日々難しいなと感じていました。
逆に、成績優秀で勉強が好きという学生には理想の環境と言えるでしょう。
文系就活する際は、自分だけ年長になる
一般的には、文系就職する理系大学院生は少数派。
私は文系就職したのですが、同期20名弱に対し大学院生は2名だけ。
同じ年だとなんとなく親密度が増すので、そのような人たちがいないのはちょっぴり寂しかったです。
社会人経験が2年間遅れる
大学院修士過程は2年間です。
一方、大学院に進学しないで就職するとその2年間働くことになります。
社会人2年間の間である程度のスキルが身に付くと思いますし、日本の企業は、「何もスキルもない大学生をポテンシャルだけを頼りに採用する」方針です。
会社ではみっちり丁寧に指導してくれるので、2年間もあればある程度その会社の分野でスキルが身に付いています。
一方、大学院の研究と会社で行う業務の関連性は低いことがほとんど。
やはり社会人として2年間の経験がないのはビハインドだと思わざるを得ません。
金銭的負担
【私立大学院初年度学費の目安】
・授業料:759,865円
・入学料:207,292円
・施設設備費:74,299円
・合計:1,041,456円
大学院初年度は国立だと82万円、私立だと104万円となっており、大学院に奨学金なしで進学すると大きな負担となります。
両親を説得しなければなりませんね。
よっぽど大学院に行きたい訳ではないのであれば、わざわざ借金してまで進学する必要はないでしょう。
現代では、ほとんどの分野について意欲があれば独学で学べます。
お金になりそうなデータサイエンス、プログラミング、統計、ブログといったものも無料で学べます。
ましてや、学部卒で上記分野を一から育ててくれる会社があれば、そちらへ就職するのも一つの手でしょう。
その他こんなことも
結婚するタイミング
大学院卒業の人は、周りと比べて婚期が遅れます。
私は、26歳の時にInstagram等で結婚報告をたくさん見てきましたが、その中で大学院生は誰一人含まれていませんでした。
やはり、大学院生は、25歳から働き始め、それから数年は仕事でバタバタするタイミングですので結婚は考えづらいのでしょう。
理系大学院生は女子から舐められがち?
完全に余談ですが、学生時代に女子SPAのこんな記事を読んだとき、思わず苛立ちを感じました笑
付き合うなら大学院の男子はオススメ!その3つの理由と落とし方
上記の記事を要約すると
・院生男子はモテない
・院生男子はちょろい、簡単に口説ける
と言うことです。
世の中的にはこんな風に思われてしまうのですね。
もう一度学生生活やり直すなら
学部で理系か経済あたりの分野を専攻し、留学+一年間ほどバックパッカーか長期インターンを行い、その後就活
をしてみたいですね。
学生時代にしかできない長期旅行に加えて長期インターンなどでビジネスに携わっておけばよかったなと痛感しております。
自分が好きなことをひたすら追求する学生生活も良いですが、ポテンシャルが高そうな学生だと企業に思ってもらえるような活動をするのも良いでしょう。
さらに、絶対に儲かるチャンスがあればスモールビジネスを始めるのも良い勉強になりますよ。
まとめ
本記事では、以下について書きました。
・大学院へ行くべき理由5つ
・大学院へ行くべきでない理由5つ
・その他、大学院生へ思うこと
・もう一度学生生活やり直すなら
大学院進学を考える場合は、真剣に自分と向き合って決断しないと後悔する可能性もあります。
しかし、社会人になって大学院生をやり直すケースや、MBAのために日本・海外の大学へ進学する方もいます。
私は、正直に言うと大学院に進学したことが良い決断だったかわかりません。
しかし、一番大切なことは
自分が選択したことが、後々、無理矢理にでも正しかったんだと思える努力をする
です。
お金を貰えなくても、これがしたいな、と思えることを見つけましょう!
本記事を読んて下さった皆様の少しでも助けになれれば幸いです。
どうもありがとうございました。